目次
- 1 [第2回]セッション曲を増やすためのおすすめ曲
- 2 紹介する曲のタイプ(ジャンル)
- 3 ステップアップの為のジャズセッション曲46曲
- 3.1 ブルース9曲
- 3.2 スイング19曲
- 3.2.1 I'll Close My Eyes(アイル クローズ マイアイズ)(瞳をとじて)
- 3.2.2 It Could Happen To You(イットクッド ハップントゥーユー)
- 3.2.3 There Will Never Be Another You(ゼアウィル ネバービー アナザーユー)(あなただけを)
- 3.2.4 All Of Me(オールオブミー)
- 3.2.5 Just Friends(ジャストフレンズ)
- 3.2.6 But Not For Me(バットノット フォーミー)
- 3.2.7 Beautiful Love(ビューティフルラブ)
- 3.2.8 Bye Bye Blackbird(バイバイ ブラックバード)
- 3.2.9 Stella By Starlight(ステラバイ スターライト)
- 3.2.10 There Is No Greater Love(ゼアイズ ノーグレーターラブ)
- 3.2.11 Candy(キャンディ)
- 3.2.12 All The Things You Are(オールザ シングス ユーアー)
- 3.2.13 Alone Together(アローントゥゲザー)
- 3.2.14 Mack The Knife/Moritat(マックザナイフ/モリタート)
- 3.2.15 If I Were a Bell(イフ アイ ワー ア ベル)
- 3.2.16 Day By Day(デイ バイ デイ)
- 3.2.17 What Is This Thing Called Love?(ワットイズ ディスシング コールドラブ)
- 3.2.18 L-O-V-E(ラヴ)
- 3.2.19 聖者の行進(When The Saints Go Marchin' In)
- 3.3 ワルツ3曲
- 3.4 ラテン2曲
- 3.5 ボサ4曲
- 4 エイト(8or16beat)2曲
[第2回]セッション曲を増やすためのおすすめ曲
セッション曲セレクトの第2回目の今回はジャズセッションスタンダードナンバーから、持ち曲を増やすための46曲を選んでみました。
前回、『[ジャズセッション曲]まずはここから定番23曲(動画付)』で最初に覚えるべきセッション曲を選びましたが、第2回目はそこに追加してステップアップするための曲です。
ですので、あまり難易度は上げずにやり易いものを選んでいます。
ゆえに似たような曲が多いので刺激は足りないかもしれませんが、どれも有名なものばかりですので覚えておきましょう。
とにかく数を覚えてストック曲を増やすための46曲ですので、頑張りましょう。
前回同様、動画や定番音源も紹介しています。
[ジャズセッション曲シリーズはこちら⬇︎]
第一回 [ジャズセッション曲] まずはここから定番23曲(動画付)
第二回 [ジャズセッション曲] ステップアップの為の46曲(動画付)⇦当記事
第三回 [ジャズセッション曲] 難易度高めの34曲(動画付)
第四回 [ジャズセッション曲] もう一つ追加の56曲(動画付)
第五回 [ジャズセッション曲] 人に差がつく61曲(動画付)
第六回 [ジャズセッション曲]「まだ足りない人」への51曲(動画付)
第七回 [ジャズセッション曲] 一応知っとこうの56曲(動画付)
第七回までで327曲紹介となります。
一気に覚えると大変ですので、一つずつ覚えていきましょう。
区切るとしたら「1〜3回」「4〜5回」「6〜7回」の約100曲ずつがいいでしょう。
紹介する曲のタイプ(ジャンル)
前回同様このように分類しています。
・ブルース
・スイング
・ワルツ(3拍子)
・ラテン
・ボサノバ
・ジャズエイト
・バラード
その他紹介方法の詳細は前回と同じですので、『[ジャズセッション曲]まずはここから定番23曲(動画付)』で確認をお願いします。
また、ジャズをやるなら黒本の1と2を買っておくことをおすすめします。
ステップアップの為のジャズセッション曲46曲
下記が今回紹介する46曲一覧です。(テキストクリックで移動できます。)
それぞれのタイプ内の曲はアルファベット順ではなく、「おすすめ覚える順」で並べています。
<ブルース9曲>
・Bag's Groove
・Straight No Chaser
・Blue Monk
・Tenor Madness
・Five Spot After Dark
・Mr.P.C.
・Sandu
・Cool Struttin
・Solar
<スイング19曲>
・I'll Close My Eyes
・It Could Happen To You
・There Will Never Be Another You
・All Of Me
・Just Friends
・But Not For Me
・Beautiful Love
・Bye Bye Blackbird
・Stella By Starlight
・There Is No Greater Love
・Candy
・All The Things You Are
・Alone Together
・Mack The Knife(Moritat)
・If I Were a Bell
・Day By Day
・What Is This Thing Called Love?
・L-O-V-E
・聖者の行進
<ワルツ3曲>
・bluesette
・Greensleeves
・Moon River
<ラテン2曲>
・St.Thomas
・My Little Suede Shoes
<ボサ4曲>
・Black Orpheus
・Corcovado
・One Note Samba
・Blue Bossa
<エイト(8or16beat)2曲>
・Watermelon Man
・Feel like making Love
<バラード7曲>
・Body And Soul
・Summertime
・Blue Moon
・My One and Only Love
・Over The Rainbow
・When You Wish Upon a Star
・What A Wonderful World
ブルース9曲
Bag's Groove(バグス グルーブ)
ワンコーラス:12小節
スタイル:A-A-A
小節構成:4+4+4
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:F
収録本:黒本1
定番音源:『Miles Davis』。ニューヨーク・ジャズ・トリオの演奏も分かりやすいです。
備考:ミルト・ジャクソン作曲のブルース。マイルスとモンクによる名演が有名です。
動画:『Miles Davis Bag's Groove (Take 1) Bag's Groove 1954』
マイルス・デイビスによる演奏です。その他レッド・ガーランドやオスカー・ピーターソンも聞いてみましょう。
Straight No Chaser(ストレイト ノーチェイサー)
ワンコーラス:12小節
スタイル:-
小節構成:-
テンポ:スロー〜ファスト
キー:F
収録本:黒本1
定番音源:『Miles Davis』
備考:セロニアス・モンク作曲。キメの部分をしっかり把握しておきましょう。
動画:『Thelonious Monk - Straight, No Chaser』
セロニアス・モンクによる演奏。
Blue Monk(ブルーモンク)
ワンコーラス:12小節
スタイル:A-A-B
小節構成:4+4+4
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Bb
収録本:黒本1
定番音源:『Thelonius Monk』
備考:セロニアス・モンク作曲。シンプルな曲で、かなりのスローで演奏されることもあります。
動画:『Blue Monk, Thelonius Monk』
セロニアス・モンクによる演奏です。その他マッコイ・タイナーやアビー・リンカーン(ボーカル)もおすすめです。
Tenor Madness(テナーマッドネス)
ワンコーラス:12小節
スタイル:A-A-B
小節構成:4+4+4
テンポ:ミディアム〜ファスト
キー:Bb
収録本:黒本1
定番音源:『Sonny Rollins』
備考:ソニー・ロリンズ作曲。軽快でキメが特徴的な曲です。
動画:『Sonny Rollins Quartet with John Coltrane - Tenor Madness』
ソニーロリンズ・カルテットによる演奏です。
Five Spot After Dark(ファイブスポット アフターダーク)
ワンコーラス:12小節
スタイル:-
小節構成:-
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Fm
収録本:黒本2
定番音源:『Curtis Fuller』
備考:ベニー・ゴルソン作曲のダークな雰囲気を持つ特徴的な曲です。どこかしらで聞いたことのあるテーマメロディだと思います。
動画:『Curtis Fuller - 'Five Spot After Dark' (1959)』
カーティス・フラー、ベニー・ゴルソンによる演奏です。その他シャーリー・スコットの演奏もおすすめです。
Mr.P.C.(ミスター ピーシー)
ワンコーラス:12小節
スタイル:A-A-B
小節構成:4+4+4
テンポ:ファスト
キー:Cm
収録本:黒本1
定番音源:『John Coltrane』
備考:ジョン・コルトレーン作曲の高速マイナー調ブルースです。ちなみにMr.P.C.とはポール・チェンバースのことです。
動画:『John Coltrane - Mr. P.C.』
ジョン・コルトレーンによる演奏です。
Sandu(サンドゥ)
ワンコーラス:12小節
スタイル:-
小節構成:-
テンポ:ミディアム
キー:Eb
収録本:ネット上にあります。
定番音源:『Clifford Brown』
備考:クリフォード・ブラウン作曲のミディアムナンバーです。キメに注意しましょう。上記の音源はクリフォード・ブラウンの曲が100曲750円で購入できますので、おすすめです。
動画:『Clifford Brown - Sandu』
クリフォード・ブラウンによる演奏です。
Cool Struttin(クール・ストラッティン)
ワンコーラス:12小節
スタイル:-
小節構成:-
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:F
収録本:黒本2
定番音源:『Sonnny Clark』
備考:ソニー・クラーク作曲で、日本で特に人気のあるナンバーです。
動画:『Sonnny Clark Cool Struttin』
ソニー・クラークによる演奏です。
Solar(ソーラー)
ワンコーラス:12小節
スタイル:A-B-C
小節構成:4+4+4
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Cm
収録本:黒本2
定番音源:『Miles Davis』
備考:マイルス・デイビス作曲のマイナーブルースです。12小節に収まらないような雰囲気のメロディの流れなので注意が必要です。
動画:『Miles Davis - Solar』
マイルス・デイビスによる演奏です。他にはビル・エバンスの演奏もおすすめです。
スイング19曲
I'll Close My Eyes(アイル クローズ マイアイズ)(瞳をとじて)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:F
収録本:黒本1
定番音源:『Blue Mitchel』
備考:美しく爽やかなメロディの定番曲です。テーマは2フィールが通常です。
動画:『Blue Mitchel - I'll close my eyes』
ブルー・ミッチェルによる演奏です。
It Could Happen To You(イットクッド ハップントゥーユー)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:ミディアム
キー:Eb
収録本:黒本1
定番音源:『Miles Davis』
備考:ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲の定番曲です。爽やかな曲調です。テーマは2フィールが通常です。
動画:『Miles Davis, John Coltrane, Red Garland, Paul Chambers, Phily Joe Jones - It Could Happen to You』
マイルス・デイビスによる演奏です。その他フランク・シナトラなど歌モノもおすすめです。
There Will Never Be Another You(ゼアウィル ネバービー アナザーユー)(あなただけを)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:ミディアム
キー:Eb, Db, Ab
収録本:黒本1
定番音源:いろいろありますが、これが分かり易いでしょう➡︎『LAジャズトリオ』
備考:明るい雰囲気の定番曲です。テーマは2フィールが通常ですが4ビートでもやります。
動画:『Sonny Stitt - 01 - There'll Never Be Another You』
ソニー・スティットによる演奏です。その他チェット・ベイカーなどもおすすめです。
All Of Me(オールオブミー)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:ミディアム
キー:C, Eb, F
収録本:黒本1
定番音源:『ニューヨーク・ジャズ・トリオ』が分かりやすいでしょう。
備考:明るく軽やかな雰囲気で、ボーカルの定番曲でもあります。テーマは2フィールが通常です。
動画:『Oscar Peterson plays All of me』
オスカー・ピーターソンによる演奏です。
Just Friends(ジャストフレンズ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ファスト
キー:F, G
収録本:黒本1
定番音源:チャーリー・パーカーが有名ですが『ニューヨーク・ジャズ・トリオ』が分かりやすいでしょう。
備考:失恋の曲ですが、アップテンポでも演奏されます。ボーカルでも歌われます。テーマは2フィールが通常です。
動画:『Pat Martino "Just Friends"』
パット・マルティーノによる演奏です。その他チェット・ベイカーもおすすめです。
But Not For Me(バットノット フォーミー)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:ミディアム
キー:Eb, F, Ab, Bb
収録本:黒本1
定番音源:『Chet Baker』
備考:哀愁ただよう曲ですが、メジャー調です。よく演奏されます。テーマは2フィールでも4ビートでもやります。
動画:『Chet Baker - But Not For Me』
チェット・ベイカーによる演奏です。その他マイルス・デイビス、レッド・ガーランドもおすすめです。
Beautiful Love(ビューティフルラブ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:ミディアム
キー:Dm
収録本:黒本1
定番音源:『Bill Evans Trio -(Take 1)』
備考:マイナー調の美しい曲です。原曲は3拍子ですがジャズでは4/4でやります。テーマは2フィールが通常です。
動画:『Bill Evans Trio - Beautiful Love (Take 1)』
ビル・エヴァンスによる演奏です。その他ハンク・ジョーンズもおすすめです。
Bye Bye Blackbird(バイバイ ブラックバード)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-C-A'
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:F, Bb, C
収録本:黒本1
定番音源:『Miles Davis』
備考:静かな雰囲気の曲です。ボーカルでも歌われます。AとBは2フィール、Cが4ビートが通常です。
動画:『Miles Davis - Bye Bye Blackbird』
マイルス・デイヴィスによる演奏です。その他オスカー・ピーターソン、キース・ジャレットもおすすめです。
Stella By Starlight(ステラバイ スターライト)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-C-A'
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Bb
収録本:黒本1
定番音源:マイルス・デイヴィスが有名ですが、こちらの方が参考になるかと思います➡︎『ニューヨーク・ジャズトリオ』
備考:美しいメロディです。ギタリストに人気のイメージがあります。テーマは2フィールが通常です。
動画:『Miles Davis- Stella by Starlight』
マイルス・デイヴィスによる演奏です。その他ビル・エヴァンスもおすすめです。
There Is No Greater Love(ゼアイズ ノーグレーターラブ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A’-B-A'
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Bb, F
収録本:黒本1
定番音源:マイルス・デイヴィスが有名ですが、こちらの方が分かりやすいかと思います➡︎『LAジャズトリオ』
備考:静かな曲ですが、歌詞の内容がハッピーなので明るい感じでも演奏されます。テーマは2フィールかBのみ4ビートが通常です。
動画:『Miles Davis Quintet - There Is No Greater Love』
マイルス・デイヴィスによる演奏です。その他スタン・ゲッツもおすすめです。
Candy(キャンディ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A'-B-A'
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Bb
収録本:黒本1
定番音源:『Lou Donaldson』が分かりやすいでしょう。
備考:可愛らしい曲です。Aは2フィール、Bは4ビートが通常です。テーマの途中でドラムソロを挟むパターンもありますので下記の動画で確認してください。
動画:『Candy / Lee Morgan』
リー・モーガンによる演奏です。テーマ途中にドラムソロが入ります。
All The Things You Are(オールザ シングス ユーアー)
ワンコーラス:36小節
スタイル:A-B-C-D
小節構成:8+8+8+12
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Ab
収録本:黒本1
定番音源:『Phil Woods Quartet』が分かりやすいでしょう。
備考:小節数が変則な曲です。D部分が12小節ありますので注意しましょう。また、お決まりのイントロ(アウトロ)もあります。Cの部分が4ビート、その他は2フィールが通常です。
動画:『Lee Morgan,Hank Mobley - 02 "All the Things You Are"』
リー・モーガン、ハンク・モブレーによる演奏です。その他渡辺貞夫もおすすめです。
Alone Together(アローントゥゲザー)
ワンコーラス:44小節
スタイル:A-A-B-C
小節構成:14+14+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Dm
収録本:黒本1
定番音源:『GRANT GREEN』が比較的分かりやすいでしょう。
備考:小節数が変則で、14-14-8-8となっています。通常Bが4ビート、その他が2フィールです。
動画:『GRANT GREEN, Alone Together』
グラント・グリーンによる演奏です。その他マイルス・デイビスも聞いてみましょう。
Mack The Knife/Moritat(マックザナイフ/モリタート)
ワンコーラス:16小節
スタイル:A-B
小節構成:8+8
テンポ:ミディアム
キー:Bb ,Eb, F
収録本:黒本1
定番音源:『LAジャズトリオ』の演奏が分かりやすいでしょう。
備考:曲名は2つの呼び名があります。テーマは2フィールが通常です。ボーカルでも定番曲です。
動画:『Mack the Knife-Bobby Darin』
ボビー・ダーリンのボーカルです。その他ソニー・ロリンズもおすすめです。
If I Were a Bell(イフ アイ ワー ア ベル)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:ミディアム
キー:F
収録本:黒本1
定番音源:『Miles Davis Quintet』
備考:学校のチャイムのような特徴的なイントロから始まります。テーマは通常2フィールです。
動画:『If I Were A Bell - The Miles Davis Quintet』
マイルス・デイビスの演奏です。
Day By Day(デイ バイ デイ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Eb, Db, C, D
収録本:黒本1
定番音源:『クリスティーナ・マチャード』が分かりやすいでしょう。
備考:ボーカルの定番曲です。ボサでも演奏されます。テーマは2フィールでも4ビートでも演奏されます。
動画:『Sounds So Good Jazz Quintet - "Day By Day"』
女性ボーカルによる演奏です。
What Is This Thing Called Love?(ワットイズ ディスシング コールドラブ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A’-B-A"
小節構成:8+8+8+8
テンポ:ミディアム〜ファスト
キー:C
収録本:黒本1
定番音源:『Art Pepper Quartet』が分かりやすいでしょう。
備考:明るめの曲調でわりとハイテンポで演奏されます。テーマは4ビートが通常です。
動画:『Red Garland Trio - What Is This Thing Called Love?』
レッド・ガーランドによる演奏。その他、ビル・エヴァンスやクリフォード・ブラウンもおすすめ。
L-O-V-E(ラヴ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:ミディアム
キー:F, G
収録本:黒本1
定番音源:『NAT KING』
備考:ボーカル定番曲で、ジャズを知らない人もよく知っている曲です。テーマは通常2フィールです。
動画:『NAT KING COLE L-O-V-E』
ナット・キング・コールによるボーカル。
聖者の行進(When The Saints Go Marchin' In)
ワンコーラス:16小節
スタイル:A-B
小節構成:8+8
テンポ:ミディアム
キー:F
収録本:黒本1
定番音源:『Louis Armstrong』
備考:よく知られた曲です。2フィールが通常ですが、セカンドラインやボサなど何でも可能です。
動画:『Louis Armstrong - When The Saints Go Marching In』
ルイ・アームストロングによるボーカル。
ワルツ3曲
bluesette(ブルーゼット)
ワンコーラス:24小節
スタイル:A-B-C
小節構成:8+8+8
テンポ:ミディアム
キー:G
収録本:黒本1
定番音源:『Toots Thielemans』
備考:軽快で爽やかな曲調です。ボサのリズムでもやります。
動画:『Bill Evans: Bluesette』
ビル・エヴァンスによる演奏。その他、トゥーツ・シールマンスの他バージョンも聞いておきましょう。
Greensleeves(グリーンスリーブス)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A'-B-B"
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:G
収録本:ネット上にあります。
定番音源:『Paul Desmond Quartet』のものが聞きやすいでしょう。
備考:イギリス民謡をジャズアレンジした曲です。聞いたことのあるメロディだと思います。ヴァンプが入る場合もあります。
動画:『Oscar Peterson plays Greensleeves』
オスカー・ピーターソンによる演奏。その他、ジョン・コルトレーンもおすすめです。
Moon River(ムーンリバー)
ワンコーラス:38小節
スタイル:A-B-A-C-D
小節構成:8+8+8+8+6
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:G, F
収録本:黒本2
定番音源:『Beegie Adair(ビージー・アデール)』のものが聞きやすいでしょう。40小節構成の音源です。
備考:映画「ティファニーで朝食を」の主題歌。小節の構成が8+8+8+8+6となっています。ボーカル定番曲です。4/4や40小節で演奏されることもあります。
動画:『Moon River・MARANTZ』
とても聞きやすい演奏です。
ラテン2曲
St.Thomas(セントトーマス)
ワンコーラス:16小節
スタイル:A-B
小節構成:8+8
テンポ:ミディアム〜ファスト
キー:C
収録本:黒本1
定番音源:『Sonny Rollins』
備考:陽気で軽快な曲です。カリプソのリズムでドラムが叩かれます。
動画:『Sonny Rollins - St. Thomas』
ソニー・ロリンズによる演奏。その他、ジョシュア・レッドマンもおすすめです。
My Little Suede Shoes(マイリトル スエード シューズ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A-B-A
小節構成:8+8+8+8
テンポ:ミディアム
キー:Eb
収録本:黒本1
定番音源:『Charlie Parker』
備考:チャーリー・パーカー作曲の可愛らしいラテンの曲です。
動画:『My Little Suede Shoes - Sonny Stitt, Stitt plays Bird (1966)』
ソニー・スティットによる演奏。その他、グラント・グリーンもおすすめです。
ボサ4曲
Black Orpheus(ブラックオルフェ)(黒いオルフェ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-B-A’-C
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Gm
収録本:黒本1
定番音源:『ニューヨーク・ジャズ・トリオ』が分かりやすいでしょう。
備考:マイナー調の暗い雰囲気のボサです。イントロorアウトロでお決まりの2拍3連フレーズがあります。
動画:『Theme From BLACK ORPHEUS Paul Desmond』
ポール・デスモンドによる演奏です。その他、ウェイン・ショーターもおすすめ。
Corcovado(コルコバード)
ワンコーラス:36小節
スタイル:A-B-A’-C
小節構成:8+8+8+12
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:C, Bb, Ab
収録本:黒本1
定番音源:『ニューヨーク・ジャズ・トリオ』が分かりやすいでしょう。
備考:ボーカル定番曲です。小節構成は8+8+8+12です。
動画:『stan getz - corcovado』
スタン・ゲッツによる演奏です。その他、オスカー・ピーターソンもおすすめ。
One Note Samba(ワンノートサンバ)
ワンコーラス:40小節
スタイル:A-B-C-A-B'
小節構成:8+8+8+8+8
テンポ:ミディアム〜ファスト
キー:F, G, Ab
収録本:黒本1
定番音源:『ニューヨーク・ジャズ・トリオ』が分かりやすいでしょう。
備考:軽快なラテン曲です。小節構成は8+8+8+8+8です。
動画:『Antonio Carlos Jobim - ♫ One Note Samba ♫』
アントニオ・カルロス・ジョビンによる演奏です。その他、セルジオ・メンデスもおすすめ。
Blue Bossa(ブルーボッサ)
ワンコーラス:16小節
スタイル:A-B
小節構成:8+8
テンポ:ミディアム〜ファスト
キー:Cm
収録本:黒本1
定番音源:『ニューヨーク・ジャズ・トリオ』が分かりやすいでしょう。
備考:速めのボサです。ラテンでもやります。キメがあるのとエンディングに注意しましょう。
動画:『Joe Henderson - Blue Bossa』
ジョー・ヘンダーソンによる演奏です。その他、アート・ペッパー、デクスター・ゴードンもおすすめ。
エイト(8or16beat)2曲
Watermelon Man(ウォーターメロンマン)
ワンコーラス:16小節
スタイル:A-B
小節構成:8+8
テンポ:ミディアム
キー:F
収録本:黒本1
定番音源:『Herbie Hancock』
備考:ファンクセッションでも演奏されるハービー・ハンコックの名曲です。
動画:『Herbie Hancock - Watermelon Man (1962)』
ハービー・ハンコックによる演奏です。
Feel Like Makin’ Love(フィールライク メイキンラブ)
ワンコーラス:17小節
スタイル:A-B
小節構成:8+9
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Cm
収録本:黒本1
定番音源:『Bob James』が分かりやすいでしょう。
備考:多くの名演を生み出しているソウル系の名曲です。Bの部分は9小節あります。場合によっては10小節の場合もありますので打ち合わせが必要です。
動画:『Bob James Quartet "Feel like making Love" Live at Java Jazz Festival 2010』
ボブ・ジェームスによる演奏です。その他、多くのカバー演奏があります。
バラード7曲
Body And Soul(ボディアンドソウル)(身も心も)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A-B-A
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー
キー:Db, F, G, Ab
収録本:黒本1
定番音源:『Sonny Stitt』が分かりやすいでしょう。
備考:ボーカルでも歌われるロマンチックな名曲です。
動画:『COLEMAN HAWKINS Body & Soul』
コールマン・ホーキンスによる演奏です。その他、多くのカバー演奏があります。
Summertime(サマータイム)
ワンコーラス:16小節
スタイル:A-B-A-C
小節構成:4+4+4+4
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Am, Bb,, Bm, Cm
収録本:黒本1
定番音源:数多くの名演がありますが『Ella Fitzgerald and Louis Armstrong』が分かりやすいでしょう。
備考:バラードというわけではないのですが、ラテン、ボサ、エイト等いろんなパターンで演奏される名曲です。
動画:『Ella Fitzgerald - Summertime (1968)』
エラ・フィッツジェラルドによる圧巻のボーカルです。その他、オスカー・ピーターソン、ノラ・ジョーンズなどおすすめ。
Blue Moon(ブルームーン)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A-B-A
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー〜ミディアム
キー:Eb
収録本:黒本2
定番音源:『Ella Fitzgerald』が分かりやすいでしょう。
備考:ボーカルで数多く歌われるロマンチックな曲です。聞いたことのある人も多いでしょう。
動画:『Blue Moon (Frank Sinatra - with Lyrics)』
フランク・シナトラのボーカルです。このように軽快にやったりもします。
My One and Only Love(マイワン アンド オンリーラブ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A-B-A'
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー
キー:Eb, Bb, Ab
収録本:黒本1
定番音源:『john coltrane & johnny hartman』
備考:通称「マイワン」。ボーカルでも歌われます。人気のある曲です。
動画:『My One and Only Love- Oscar Peterson trio』
オスカー・ピーターソンによる演奏です。その他ソニー・ロリンズもおすすめです。
Over The Rainbow(オーバー ザ レインボウ)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A-B-A
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー
キー:Eb, F, G, Bb
収録本:黒本1
定番音源:『ニューヨーク・ジャズ・トリオ』が分かりやすいでしょう。
備考:あまりにも有名な曲ですね。邦題は「虹の彼方に」。ドラムには基本関係ないですがコード進行のバリエーションが多い曲です。
動画:『Judy Garland - Over The Rainbow (Subtitiles)』
オズの魔法使いの一場面です。その他多くの名演があります。
When You Wish Upon a Star(ウェンユー ウィッシュ アポンアスター)(星に願いを)
ワンコーラス:32小節
スタイル:A-A-B-A'
小節構成:8+8+8+8
テンポ:スロー
キー:C, F, Eb,Bb
収録本:黒本1
定番音源:『Louis Armstrong』が分かりやすいでしょう。
備考:映画「ピノキオ」の美しい主題歌。3拍子で演奏されたりもします。
動画:『Manhattan Jazz Orchestra - When You Wish Upon A Star』
マンハッタン・ジャズ・オーケストラの演奏です。その他キース・ジャレットの3拍子も聞いてみましょう。
What A Wonderful World(ワットア ア ワンダフルワールド)(この素晴らしき世界)
ワンコーラス:36小節
スタイル:A-A-B-A'
小節構成:8+8+8+12
テンポ:スロー
キー:C, F, Bb, Ab
収録本:ネット上にあります。
定番音源:『Louis Armstrong』
備考:ルイ・アームストロングの名曲。小節構成は8+8+8+12です。ワンコーラスのみ演奏したり、32小節構成でアドリブを取ったりします。
動画:『Jazz For Japan "What a Wonderful World"』
クラレンス・マクドナルドらによる演奏です。32小節で演奏してます。
以上、ステップアップの為ジャズセッション曲46でした。
[ジャズセッション曲シリーズはこちら⬇︎]
第一回 [ジャズセッション曲] まずはここから定番23曲(動画付)
第二回 [ジャズセッション曲] ステップアップの為の46曲(動画付)⇦当記事
第三回 [ジャズセッション曲] 難易度高めの34曲(動画付)
第四回 [ジャズセッション曲] もう一つ追加の56曲(動画付)
第五回 [ジャズセッション曲] 人に差がつく61曲(動画付)
第六回 [ジャズセッション曲]「まだ足りない人」への51曲(動画付)
第七回 [ジャズセッション曲] 一応知っとこうの56曲(動画付)