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By Tore Sætre - Own work, CC BY-SA 4.0, Link

ドラマー

トニー・アレン〜Tony Allen〜

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アフロビート・ドラミングの創始者

トニー・アレンは1960年代から活躍するアフリカ出身の生ける伝説と呼ばれるドラマーです。
アフロビートの創始者と言われ、過去現在におけるその影響力は計り知れないものがあります。
「ローリングストーン誌が選ぶ史上最も偉大な100人のドラマー」第33位

トニー・アレンのプロフィール

1940年8月12日生まれ
ナイジェリア ラゴス出身
ジャンル:アフロ、ファンク、ジャズ

トニー・アレンはナイジェリアでラジオ曲のエンジニアとして働いていましたが、18歳でドラムを始めるとアート・ブレイキーに強い影響を受けるようになります。
他にマックス・ローチジョー・ジョーンズなどジャズドラマーに影響を受けたトニー・アレンは、1964年にジャズドラマーを探していたフェラ・クティのオーディションに合格します。(フェラ・クティはアフロビートの創始者で黒人解放運動家。後に黒い大統領と呼ばれた著名人。)

フェラ・クティと共にハイライフ(西アフリカのポピュラー音楽)とジャズを混ぜたような音楽をやっていたが、アメリカツアーでは不発に終わり黒人差別にも直面。この時の経験が黒人解放運動など政治活動にも強く結びつき音楽にも影響を与えました。

ラゴスに戻った彼らは「アフリカ70」というバンドを結成。
このバンドで「アフロビート」を完成させ、熱狂的な人気を獲得します。
その後「エジプト80」や「トニー・アレン・アンド・アフロ・メッセンジャーズ」などで活躍し、拠点をパリへと移します。

1990年代以降はセッションドラマーとして精力的に活動しており、ベテランから若手、また様々なジャンルのミュージシャンとコラボレーションを行っています。
アート・ブレイキーのトリビュートアルバムやジャズレーベルであるブルーノートからのオリジナルアルバムの発売。自らのドラミングを再構築してクラブミュージック、エレクトロサウンドと融合させるなど、その活躍はとどまることを知りません。
まさに生ける伝説と言えるドラマーです。

トニー・アレンのプレイスタイル

アフロビートと呼ばれるドラミングを生み出したトニー・アレンは、アフリカ特有のリズム感を持ち合わせた非常にグルービーなドラミングが特徴です。
特定の師匠を持たずに独自の研究によって造られたドラムスタイルは唯一無二の存在と言えます。

抑えめの音量で繰り出される何とも心地よいグルーブはいつまでも聞いていたくなり、また自然と体が動き出してしまう魅力があります。
特別テクニカルという訳ではありませんが、人間味あふれるソウルフルなリズムは真似できるものではありません。

アフリカで生まれ育ち独特のリズム感を成長させ、けして情報の多くない中で独自にジャズドラムを研究し、アメリカでうけた差別により生まれたソウルが乗ったトニー・アレンのドラムは過去現在未来を通しても2度と生まれない奇跡なのかもしれません。

トニー・アレンの動画


アフリカ70との演奏。日本人には生み出せないような、たまらないグルーブ。


パリでの演奏。独自のドラミングセンスが感じられます。


こちらの演奏もバンド全体のグルーブ感が気持ち良すぎます。


アート・ブレイキー・トリビュートからチュニジアの夜。本家にも負けていません。


ブルーノートから発売されたオリジナルアルバムから。ジャズも見事。


>>次のドラマー➡︎『クライド・スタブルフィールド 〜ファンキービートのパイオニアである伝説のドラマー〜』

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