ソウル・ファンク・他ドラマー

スティーブ・ジョーダン〜Steve Jordan〜

世界トップクラスのグルーブドラマー

スティーブ・ジョーダン(Steve Jordan)は黒人特有のうねるようなグルーブで人気のセッションドラマーです。
グルーブさえあれば、他に何もいらないかのような気持ちよさを感じるプレイヤーです。

スティーブ・ジョーダンのプロフィール

1957年1月14日生まれ
米国ニューヨーク出身
ジャンル:ロック、R&B、ファンク、フュージョン、ジャズ、

ニューヨークにある高等音楽学校を1974年に卒業。
その後、様々なミュージシャンと共演を重ねますが、活動初期の24丁目バンド(ハイラム・ブロック、クリフォード・カーター、ウィル・リー)では日本でも人気を博しました。
その他にもボブ・ディラン、B.B.キング、渡辺香津美、奥田民生、エリック・クラプトン、キース・リチャーズなど錚々たる顔ぶれと仕事をこなし、一流ドラマーとして活躍。

また、プロデューサーとしても活躍しており、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・メイヤー、ジョン・スコフィールド、ハービー・ハンコックなどこちらも錚々たる顔ぶれ。
ロバート・クレイの「テイク・ユア・シューズ・オフ」ではグラミー賞も獲得している

スティーブ・ジョーダンのプレイスタイル

非常にシンプルにプレイするのですが、独特のグルーブを持っています。
単純な8ビートを叩かせて、これだけ格好いい演奏が出来るドラマーはそう多くはありません
基本的にはレギュラーグリップなのですが、スティックのかなり端の方を持つので、かなりパワフルで抜けのいいスネアサウンドを鳴らします。
また、鳴らすタイミングも、ギリギリまで遅らせて叩くので、絶妙なタメが効いたグルーブが生まれます。
全身がバネのように弾ける感じのモーションも特徴的で、見ているだけでもグルーブが聞こえてきそうです。

グルーブに特化した教則ビデオ(DVD)も出しており、いかに彼がグルーブにこだわっているかが分かります。
このビデオでは技術的な解説はほとんどなく、デモ演奏と話しが中心で、他の教則ビデオとは一線を画しています。
ビデオの題名は「グルーブ・イズ・ヒア」。たしかにスティーブ・ジョーダンを見ていると、グルーブはここに(自分の中に)あるんだということが感じられます。

スティーブ・ジョーダンの動画


ソウル・ファンクでの演奏。聞いてるだけで体が勝手に揺れてしまいます。


教則ビデオから。一発一発の音の重厚感がすごいです。しかも軽やか。


エリック・クラプトンとの演奏。一つ一つの音の意味が半端じゃないです。


ジョン・メイヤーと。メチャクチャ盛り上がってます。


ハービー・ハンコックと。スネアを鳴らすタイミングがすごいです。絶妙なアンサンブルです。


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