ソウル・ファンク・他ドラマー

ジョー“ジガブー”モデリスト〜Joseph "Zigaboo" Modeliste〜

ミーターズで活躍したゴッドファーザー・オブ・グルーヴ

ジョー“ジガブー”モデリストは伝説のニューオーリンズ・ファンクバンド「ミーターズ」などで活躍したファンクドラマーです。
信じられないほどファンキーで格好いいリズムは多くのドラマーのミュージシャンに影響を与えました。
「ローリングストーン誌が選ぶ史上最も偉大な100人のドラマー」第18位

ジョー“ジガブー”モデリストのプロフィール

1948年12月28日生まれ
アメリカ ルイジアナ州 ニューオーリンズ出身
ジャンル:ファンク、セカンドライン、ロック、
(ジギー・モデリストと呼ばれることもあります。)

1960年代中盤に結成された「アート・ネヴィル&ザ・サウンズ」、アート・ネヴィル(キーボード)、ジョージ・ポーターJr.(ベース)、レオ・ノセンテリ(ギター)というメンバーに、ジョー“シガブー”モデリストが加入して、1965年にニューオーリンズ・ファンクバンドの最高峰「ミーターズ」が結成されます。
ミーターズは当初、サンス・レコードのセッションバンドとして活動し、いくつかのレコーディングに参加しています。

1968年にはシングルデビューを果たし、1969年にアルバム「The Meters」を発表。
一曲目の「Cissy Strut」はシングルでもヒット曲となり、バンドは高い評価を受けることになります。

ミーターズはドクター・ジョンロバート・パーマーのアルバムに参加したり、ローリング・ストーンズの前座に指名されるなど、ミュージシャンの間からも高い評価を受けます。
数々の名盤を残しますが、1977年にバンドは解散。(後に再結成されますが、モデリストは正式メンバーとしては参加しません。)

バンド解散後もモデリストはキース・リチャーズ、ハービー・ハンコックら様々なミュージシャンと活動し、ファンクドラマーのレジェンドとして精力的に活動しています。
また、ソロアルバムではボーカルも披露するなどもしています。

ジョー“ジガブー”モデリストのプレイスタイル

とにかくファンキーで格好良いドラミングです。理屈云々よりまず聞いてほしい演奏です。
ゴッドファーザー・オブ・グルーヴとも呼ばれ、モデリストのドラミングは今日のヒップホップシーンで数多くサンプリングされ、リスペクトされています。

スネアのバックビートが強烈ですが、レギュラーグリップで叩くことが多く、スネアはかなり右側に倒したセッティングでパワフルなプレイも得意とします。
また、セカンドライン・ファンクドラムのパイオニアとしても有名です。

基本技術がしっかりしており、タイトでありながら泥臭いグルーブは天下唯一と言えるほどファンキーです。
プロアマ問わずあらゆるドラマーに影響を与えているそのドラミングは、時を経ても色褪せるものではないでしょう。

ジョー“ジガブー”モデリストの動画


あまりに見事なファンキービート。格好良すぎます。


ライブでの「Cissy Strut」の演奏です。タメの効いたグルーブです。


ドラムソロからのボーカルです。歌もうまい。


2011年のとあるライブ映像。バンド全体をグルーブさせています。


ミーターズのファーストアルバムから「Live Wire」。セカンドラインファンク格好いいです。


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