世界最高峰メカニカルドラマー
マイク・マンジーニ(Mike Mangini)はかつてドラム世界最速記録を5つ持っていた超人ドラマーです。
正確で高速なフレーズをいとも簡単に叩いてしまうプログレドラマーです。
マイク・マンジーニのプロフィール
1963年4月18日
米国マサチューセッツ州ニュートン出身
ジャンル:プログレッシブロック、ヘヴィメタル、
5歳からドラムを始め、1日6時間から10時間練習していたマイク・マンジーニは9歳でバディ・リッチのコピーをしていたそうです。高校までは音楽活動をしていたが、大学ではコンピュータを専攻。卒業後はドラム講師などで食べていっていたそうです。
1994年に「エクストリーム」に加入。1996年にはスティーブ・ヴァイのバンドオーディションに合格。変態的な高テクニックで評価を得ていきます。
しかし、2000年にバンドを脱退。バークリー音楽院の講師をしながら、様々なアルバムにセッションドラマーとして参加します。
そして2010年、伝説のプログレバンド「ドリームシアター」のオーディションが行われます。
そのオーディションでトーマス・ラングなどの猛者達を退け、見事合格。
前任者マイク・ポートノイに負けないテクニカルな演奏で、一流プログレッシブドラマーの仲間入りを果たしました。
マイク・マンジーニのプレイスタイル
かつて、ドラム最速記録を5つ所有していたほどのスピードと技術が最大の特徴と言えるでしょう。
その5つとは「マッチドグリップでのシングルストロークの60秒間での回数」「レギュラーグリップでのシングルストロークの60秒間での回数」「素手でのシングルストローク60秒間での回数」「足でのシングルストローク15分間と5分間の回数」となる。
どれを取っても驚異的な記録であり、もはや人間の域を超えてしまっています。
左右の手どちらも遜色なく使え、ドラムセットは通称屋台キットと呼ばれる、左右対象の四角い要塞のようなセットです。
また、バークリー音楽院で教鞭をとるなど、理論的にも優れ、複雑なフレーズも難なくこなしてしまいます。
性格は優しくユーモラスで、ドリームシアターのメンバーとも良好な関係を築いているよう。オーデション合格時には涙を流して喜びを表現するなど、人間性も高く評価されています。
マイク・マンジーニの動画
ドリームシアターでの屋台キット使った驚異のドラムソロ。
ドリームシアターのオケに合わせた演奏。高速かつ複雑でパワフル。
スティーブ・ヴァイとやっていた頃のソロ。3:10〜からのワンハンドロールはユーモラスかつ驚異的です。
マイク・マンジーニの演奏メカニズムを特集したテレビ番組。サービス精神がいいですね。
ドリームシアターオーデションドキュメント。14:40〜からの合格を告げるシーンは感動的です。
>>次のドラマー→『マイク・ポートノイ 〜ドリームシアターの原動力となったプログレドラマー〜』
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