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バスドラムで足の2つ打ちをやるための2つのコツ

投稿日:2016年8月14日 更新日:

今回はバスドラムの2つ打ちに関してのコツを解説していきます。
バスドラムの2つ打ちは、初心者の方がけっこう苦労するポイントだと思います。
また、ある程度叩ける人でも「バスドラの2つ打ちは苦手」という人も多いようです。

実はバスドラムの2つ打ちは、みなさんが思っているほど難しくはありません。
難しくしているのには、大きな「勘違い」が原因となっていることがほとんどです。
その勘違いを無くす為のポイントを解説していきます。

バスドラ2つ打ちの2つのコツ

バスドラ2つ打ちのコツは以下の2つになります。

1:リラックスすること
2:ペダルのバネの返りを意識すること

当たり前のことのように感じるかもしれませんが、この2つのポイントをしっかりできていないと苦労することになります。
詳しく見ていきましょう。

まずはアップダウン奏法でコツを覚える

まずは2つ打ち練習で使用する奏法の解説からです。
バスドラの2つ打ちの奏法には

・前後スライド奏法
・左右スライド奏法
・アップダウン奏法
・ダウンアップ奏法

と以上4つが基本として知られていますが、ここではアップダウン奏法を取り上げます。
アップダウン奏法を身につけることでバスドラ2つ打ちの基本が身につくからです。
基本的にはどれか一つが出来れば問題ないので、アップダウンができるようになったら自分にあった奏法を見つけてください。

アップダウン奏法の基本的な動き

アップダウン奏法の動きを順番に箇条書きしていきます。
文章でしっかり認識することで、頭に動作の順番が入ってきます。
文を読みながら動作をイメージ出来る様になりましょう。

 

① 準備:ペダルの上に足を置き、ビーターをバスドラに押し付けた状態にしておく。この時、踵の位置は低めのほうが良い。

② 1打目:脚全体(太もも)を持ち上げつつ、膝から下を少し手前に引く。同時につま先を下げてペダルをつつく。

③ 2打目:ヒールアップ1つ打ち奏法の要領で2打目を踏む。(脚全体で踏み込んでいく。)

 

以上が流れです。
①と③の動きは問題ないかと思います。難しいのはの動きですね。

1:リラックスする

②の動きをする時にとにかく重要なのはリラックスすることです。足の力を抜くことです。
リラックスには次の2つのことが重要です。

⑴ 2つ打ちに対する勘違いを取り払う。
⑵ 脚に体重を乗せない。

⑴ 2つ打ちに対する勘違い

2つ打ちというとどうしても速く踏まなければいけない」という意識が働いてが入ってしまいます

実はこれは大きな勘違いです。
2つ打ちは動作を速くして2回素早く打つのではありません。
今までと動作のスピードはほとんど変わらないが、足の動かし方の工夫で2回打つテクニック」なのです。

2つ打ちは「出てる音は速くても、動き自体はそれほど速くない」のです。
決して、慌てて速く動かそうとしてはいけません。
無駄に筋肉が緊張していまい、動きが悪くなってしまいます。

リラックス

⑵ 脚に体重を乗せない

先ほどの②の動きでは脚全体を持ち上げることになります。
この時、一瞬つま先もペダルから離れて上がりますから、ヒールダウン1つ打ち奏法の時よりも脚が重く感じます。

ですからまず、絶対に足に上半身の体重が乗ってしまわないようにしてください
2つ打ちということで気持ちが入りすぎて、右足に上半身が寄って体重が乗ってしまっている人を時々見かけます。
こうなると重り付きの脚を上げているようなものです。

上半身の体重を脚に乗せずに太ももを上げるようにしてください。
上半身の体重は骨盤でしっかり支えるようにしてください。
(椅子にうまく座るコツはこちら→>>ドラムの腰痛は椅子が原因じゃない!予防の為の2つのポイント)

体重

そして足を若干手前に引きながら、つま先でペダルをつつく
足を手前に引くのは、こうした方がつま先を下げる動きがやり易くなるためと2打目の踏み込みをしやすくする為です。
動きやすくする為ですので若干で大丈夫です。
手前から奥に向かって小さな円を描く様なイメージでやると、良いかもしれません。
慣れてくれば引かなくても出来るようになります。

同時につま先側でペダルをつつく。
この「つつく」という感覚がとても大事です。
ここで第二のコツが必要になります。

2:ペダルのバネの跳ね返りを捉える

第二のコツです。ペダルにはスプリングといわれるバネが入っています。
ペダルのビーター(棒の部分)をヘッドに押し付けた状態からサッと足をどけてみてください。
ビーターがビヨンビヨンと前後して段々と止まっていきますね。
これはバネの力が働いているからです。

このバネの力を利用することで、ペダルを「つつく」だけで音が出せます。(つつく動作は足首を下方向に曲げて、つま先で行います。)
ペダルをつつくタイミングはこのバネが最も縮んだ時。
つまりビーターが一番手前まで跳ね返って、今から戻ろうとしている位置(ペダルボードが一番上がっている位置)でつつきます。
(慣れてくれば一番手前まで跳ね返させなくても出来るようになります)

試しにまずビーターが普通の位置にある時にペダルをつついてみてください。

少しパワー不足を感じると思います。
次にペダルを踏んだ状態からパッと離して、ビーターが一番手前まで跳ね返ってきた時にペダルをつついてみてください。

いかがでしょうか?スプリングの力を感じることが出来たでしょうか?
スプリングの力で今からビーターが戻ろうとしている瞬間に力を加えるのです。
ゆえに、わずかな「つつく」力でもしっかり音が出るのです。

つつくタイミングさえ合えばこれを永遠に繰り返すことができます。
いちいちペダルを踏み込む必要はありません。

タイミングが合えば手の指だけでも大きな音を出すことができます
足で感覚を掴めない人は、手でペダルをつついて試してみるといいかもしれません。

ペダルが戻り出す前につつくのがポイントです。
ペダルが戻り出したら、力を加えたい相手が逃げて行ってしまっている状態ですので、もう遅いのです。
例えて言うなら、ボクシングでこちらに向かってくる相手にカウンターパンチを当てれば有効打になりますが、フェードアウトして逃げる相手にパンチが当たっても効かないのと同じです。

バネ

そしてつついた後、また跳ね返ってきたペダルを普通に踏み込めば2打目は完了です。
2つ打ちが出来ない人はこのバネの跳ね返りを意識出来てない人が多いようです。
1打目をあわててしまってペダルが返ってくる前に踏んでしまってるので、その後の2打目もバネの返りが弱く上手く出来ないのです。

タイミング良くつつく」。これが大切なポイントです。
また「つつく動作」を足首で上手くするには2つのコツがあります。

⑴ 足首の反動を使わない
⑵ 足首関節の位置を勘違いしない。

⑴ 足首の反動を使わない

つつく動作には、足首を柔らかく使う必要があります。
足首を下方向に曲げて(足首を伸ばして)ペダルをつつくのです。

試しに足をペダルの少し上に浮かせて、足首を曲げてつついてみてください。
この動きは問題なく出来るはずです。

しかし、2つ打ちの動きの中で、このつつく動きをすると足首が上手く動かないことに気づくはずです。
その原因は「足首の反動」にあります。

ヒールアップ1つ打ち奏法の時の動きを思い出してください。
ヒールアップ奏法は踵を上げた状態で脚全体を上下に動かす動作ですが、「実は脚を持ち上げる寸前に踵を少し下げて足首の反動を利用して脚を持ち上げている」はずです。

これはほぼ無意識にやっていることだと思います。
もちろんこの動きは正解であり、ヒールアップ奏法をやり易くしてくれます。

反動があったほうが、どんな動作でもやり易くなります。
例えば、両足でジャンプをする時にも膝と足首を曲げて反動を使ってジャンプします。

しかし、足首の反動を使うと、その動作の後に足首が伸びてしまいます
足首が伸びてしまっては、「つつく」動作が出来ません。
ジャンプした後に空中で伸びてしまっている足首をさらに伸ばす様なものです。

つまり、2つ打ちの時には「脚を上げる時に足首の反動を使わない」ことが大切になります。
足首の反動を使わずそのまま上げる意識を持てば、その後のつつく動作をスムーズに行うことが出来るでしょう。
反動を使わずに脚を上げる練習を行ってください。

ジャンプ

⑵ 足首関節の位置を勘違いしない

また、足首を柔らかくスムーズに動かすには足首関節の位置を勘違いしないことも大切です。
足首の関節は踵の位置にはありません

踵より少し前、くるぶし辺りにあります。
足は例えれば「左右長さの違うシーソー」のような感じです。

けっして、踵が支点になった直角定規のような形はしていませんので気をつけてください。
頭の中で間違ったイメージを持っていると、実際の関節の動きとギャップが生じてスムーズな動きが出来ない可能性があります。

自分の足首関節をよく観察して、正しく柔らかく動かせるようにしましょう。

シーソー

まとめ

いかがだったでしょうか?

・リラックス。
・ペダルのバネを利用する。

この2点がバスドラムの2つ打ちで非常に大切です。

また、リラックスするには
・2つ打ちへの勘違いをなくして慌てない。
・上半身の体重を脚に乗せない。
こと。

ペダルのバネを利用するには
・脚を持ち上げる時に足首の反動を利用しない。
・足首関節の位置をしっかり把握する。
ことが大切です。

2つ打ちはけっして難しすぎるテクニックではありません。
ペダルを使ってなかなか上手くいかない人は、まず地面で足の動きを確認してみるといいかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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