リバウンドを制するものはドラムを制する?
みなさん、ドラムにおいて「リバウンドの重要性」は良く耳にすると思います。
スティックをリバウンドさせることの大切さは分かってるかとは思います。
しかし、実際にしっかりリバウンドさせることが出来るかとなると難しいようです。
私も生徒さんにリバウンドの重要性を伝え、生徒さんもリバウンドさせようと努力しているのですが、中々出来ていなかったりします。
ダブルストロークの練習を始めたりすると、出来てないのが顕著に分かったりします。
ですが、時々すぐ出来る人もいます。
そんな人の特徴を考えてみると、運動神経のいい人ということが分かりました。
特にバスケットボールをやっていた人は上達が早いようです。
それはバスケットの「ドリブル」がスティックリバウンドと似ているからです。
スティックをドリブルさせる感覚
バスケットボールで行うドリブルとは、ボールを床につく行為ですね。
このドリブルは意外に難しく、経験者と素人では見ただけで違いが分かります。
バスケットボール部に入ると、まずドリブルを毎日左右1,000回ずつ以上練習させられるそうです。
ひたすら反復練習して感覚を掴むのです。
どのように跳ね返ってきたボールの力を吸収し、どれくらいの力でどの辺りまでボールをつくか。
そういった細かい感覚を身につけなければいけません。
ドラムでも同じことです。
跳ね返ってきたスティックの力をどう吸収して、押し返すかがポイントとなります。
これは感覚として掴むしかありません。
ですので、反復練習を行うのですが、ドラムの場合一つ問題があります。
それはドリブルが上下逆になっているということです。
ジャーマングリップで構えた場合、ドリブルを行うのは中指薬指辺りですが、下から上にスティックをドリブルさせなければいけません。
これは中々難しいことです。
そこでいい方法があります。
レギュラーグリップで練習するのです。
レギュラーグリップだと上から下にスティックをドリブルさせられるので、効果的な練習が行えます。
それでは具体的にどんな練習が良いか見ていきましょう。
スティックのドリブル練習
こちらの動画の1:20〜の部分をご覧ください。
この練習はまさに人差し指と中指でドリブルしている状態です。
スティックをリバウンドさせる感覚を掴むにはもってこいの練習です。
手の甲を上にした状態の叩き方がいい練習になります。
どうすれば綺麗にスティックをドリブル出来るかを意識してください。
「支点の所はどうすればいいのか?」「どれくらい力を加えればいいのか?」
感覚を研ぎ澄ませてください。
この時、スティックを目で見る必要はありません。
むしろ目を離して、体の感覚でやった方がうまくいくはずです。
この状態で感覚をつかめたら、それをマッチドグリップで再現するだけです。
少し練習は必要だと思いますが、上下逆転ドリブルと考えて頑張ってみてください。
まとめ
スティックをリバウンドさせる感覚はバスケットボールのドリブルに似ています。
1度その感覚を掴んでしまえば、もう大丈夫です。
スティックを綺麗にリバウンドさせることが出来るようになれば、あなたが出す音は見違えるほど綺麗になるはずです。
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