今回はドラムの初心者向けに「今さら聞けない常識を4つ」を解説していきます。
当たり前すぎて教則本に書いてなかったりして意外に抜けてたりしますので、改めて確認しておきましょう。
ドラムの常識4選
今回紹介する常識は下記の4つになります。
・クラッシュとバスドラム
・クラッシュシンバルが2枚ある理由
・スナッピーをオフにする癖をつける
ハイハットのセッティング方法
これは自己流の人に意外に多い間違いです。
ハイハットをセッティングする時は上部のハイハットを手で持ち上げで固定するのでありません。
ハイハットを踏んだ状態で固定するのです。
どういうことかというと、ハイハットをまだ固定していない状態でペダルを踏むと中心の棒だけがスカスカと動きますよね。この棒を少し下に下げた状態でネジを固定するのです。
こうすることで片手と片足でセッティングすることができます。
手でハイハットを持ち上げてネジを固定する方法だと両手を使うことになります。
結果としてはどちらも変わらないのですが、手で持ち上げてると恥ずかしいかもしれません。
「あ、初心者なんだな。知らないんだな」と思われてしまいます。
クラッシュとバスドラム
クラッシュシンバルは基本バスドラムとセットで叩いてください。
クラッシュシンバルは単体では迫力を出すことができませんので、バスドラムもしくはスネアドラムとのセットで叩きます。
クラッシュのみで叩くシュチュエーションはクラッシュをハイハット代わりに叩く時と、キラキラした音として使いたい時になります。
キラキラした音とはクラッシュの上面を小さめの音で叩く時です。
バラードなどで使います。
またクラッシュとバスドラムとスネアの3つ同時というのは基本使いません。
3つ同時だと音が汚くなってしまいます。
クラッシュシンバルが2枚ある理由
これも初心者の時は疑問かと思います。
しかも譜面には指定がないので、どちらを叩いていいか分かりません。
何故2枚あるかというと、「左右にある事で叩きやすい」のと「音色の変化を起こせる」からです。
ハイハットを叩いてる時には左側のクラッシュが叩きやすいです。
ライドシンバルを叩いてる時には右側のクラッシュが叩きやすいです。
このように、その時の流れで叩きやすい方を使ってもらって大丈夫です。
また左右で音色が違いますので、変化をつけることができます。
ずっと同じクラッシュばかりだと音が単調になりますので、違う音を織り交ぜることができます。
どちらを叩かなくちゃいけないというのはありませんので、動きやすさと音色に注意して自分で判断して叩きましょう。また2枚同時に叩くのも迫力を出したい時に効果的です。
スナッピーをオフにする癖をつける
スネアドラムのスナッピーですが、シュチュエーションによってはあのザラザラとした音が邪魔ですよね。
MCの時やバラードの曲の時など、静かな空間になった時に耳障りな場合があります。
そんな時に速やかなスナッピーをオフにする癖をつけておきましょう。
スナッピーを「オフにする癖」をつけておけば、「オンにする癖」もつきます。
曲が始まって、スナッピーがオフのままで間の抜けたスネアになることを防ぐことができます。
スナッピーオンを忘れるのが怖くてスナッピーオフを避けていたら、逆にスナッピーオン忘れのリスクが高まります。曲が終わったら毎回オフにするくらいの癖をつけておけば、オンを忘れることはなくなりますので積極的にスナッピーに触るようにしましょう。
まとめ
初心者のころは分からないことでも、経験者にとっては当たり前すぎて、わざわざ教えてもらえないこともあります。
疑問に思ったことがあれば、積極的に経験者に聞いてみましょう。
分からないことを分からないままにしないことは、とても大切なことです。
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