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ドラムの音の大きさが変わるとタイミングも違って聞こえる

投稿日:2016年9月16日 更新日:

ドラムのリズムとはタイミングだけではない

ドラムをリズムに対して正確なタイミングで叩いているのに、「何だかしっくりこない。リズムが合ってない気がする。」ということはないでしょうか。
その原因として「リズムの感じ方に影響するのはタイミングだけでない」ということが挙げられます。
今回はその要因の「音の大きさ」と「音色(高さを含む)」について見ていきましょう。

リズムを生み出す要素

リズムに影響する要素は主に3つあります。

・タイミング
・音量
・音色(高低含む)

 タイミングについては当然のことだと分かります。
それでは「音量」と「音色」について確認してみましょう。

音の強弱に気をつける

正確なリズムをキープしたり、オフビートの位置を前にしたり、後ろにしたり…色々と音の位置を変えることでグルーヴ感が作られるのは、みなさんご存知だと思います。
しかし、その時の音の大きさによってもリズムはズレて聞こえてくるのです。

仮に「全てジャストタイム」で叩いたとして、「全ての音をフラット」で演奏した時と「アクセントをつけて演奏した時」は違うグルーヴとして聞こえるはずです。
アクセントの位置は他と比べて「速く」聞こえますか?「遅く」聞こえますか?

ここで問題なので、「速いか遅いか」ではありません。
重要なのは「音量が変わるとリズムが違って聞こえる」という事実を理解することです。

それを知っておけば、「同じタイミングで叩いているはずなのにズレて聞こえる」という頭の混乱がなくなるのです。
音量が違えばズレて聞こえる」ということを理解しておけば、ズレて聞こえても「そうなんだな」と混乱せずに済みます。

そして、その「ズレ」を利用してグルーブ感を作っていけばいいのです
問題は「ズレていること」ではなく、「ズレて聞こえる原因が分からない」ことです。
原因が分かれば、そのズレを利用してグルーブを生み出す事も出来ますし、ズレが生じないように演奏することも出来ます。

「なぜそうなるかの理由」が分かれば、自由にコントロールすることが出来る様になるのです

例えば、表の音を強く表現するとドッシリとした安定感を感じます。
裏の音を強く表現する、例えばディスコビートの裏打ちハイハットなんかは疾走感を感じるはずです。
これはジャズでも言えることなんですが、裏の音を大きく鳴らすとその後の表の音よりもインパクトが強くなるため、前の音を押すようなプッシュ感が生まれます
「音量の前後関係」を意識することでグルーヴを作ることが出来るので

下記の動画はYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の3人(細野晴臣・高橋幸宏・坂本龍一)によるリズムの考察です。
昔は音量がリズムに影響することが知られてなかったようで、自分たちで研究する中でこの事を発見していったようです。
全編に渡り面白い内容ですが、音量の影響についての話は11:15〜あたりから始まります。

音の音色に気をつける

また、音の音色、音の高さによっても聞こえる位置は変わってきます。
高い音は速く、低い音は遅く耳に聞こえてきます
ですのでシンバル系は速く、バスドラは遅く聞こえてくるのです。
これを頭の片隅に入れて演奏する必要があります。

また、音の立ち上がり方であるアタック音でも聞こえ方は変わります
音の立ち上がりとは、音が鳴り始めてから最大音量になるまでの到達時間のことです。
この時間が短いほど音は鋭い感じになり速く聞こえます。
シンバル系は鋭く音が立ち上がり、バスドラはもたったように立ち上がります。
これは叩き方でもある程度コントロールできますが、アタック音の事も頭に入れて演奏しましょう。

ハイハット、スネア、バスドラムの音色の関係を把握しておく必要があります。
また他の楽器とのアンサンブルも考えなければいけません。
低い音は遅れて聞こえてきますので、ベースの音が遅れてるように聞こえる場合があります。
実際に演奏してる人と観客とでは聞こえ方が違っている場合もありますので、自分たちの演奏を録音して客観的に聞くことも大切です。

「音色によってリズムの聞こえ方が違う」という事を理解しておけば、リズムに対して混乱することがなくなってきます。
リズムやグルーブは様々な音色が複雑に混ざり合って生み出されているのです。

音

まとめ

音は鳴らすタイミングだけでなく、ダイナミクスや音色などで複雑に聞こえ方が変わってきます。
演奏中にすべてを把握してコントロールするのは非常に難しいことです。
これらは練習によって感覚に落とし込む必要があります。
なぜそうなるかを理解していれば、あとは自分が気持ちよくなるポイントを探すのです。
色んな人の演奏を聞いて、どんなタイミングでダイナミクスで音色で弾いているかに注意を払ってみてください。


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