スレイヤーで活躍したハイテクニカル・メタルドラマー
デイブ・ロンバードはスラッシュメタルバンド「スレイヤー」などの活動で有名なメタルドラマーです。
非常に高いテクニックを持っており、類まれなる演奏力で強烈なメタルサウンドを支えます。
デイブ・ロンバードのプロフィール
1965年2月16日生まれ
キューバ ハバナ出身
ジャンル:スラッシュメタル、ハードコア、アバンギャルド・ジャズ、
キューバ生まれですが、2歳でアメリカのカルフォルニアに移住します。
8歳からマーチングドラムを始め、10歳の時に初めてドラムセットを買ってもらいます。
そして「KISS」の100,000Yearsなどをコピーして練習に励むようになります。
16歳の時に後のスレイヤーのギタリスト「ケリー・キング」と出会い、共に音楽活動を開始。
1983年には1stアルバムを発表。
徐々に人気を獲得していったスレイヤーは「スラッシュメタルBIG4」の一角として確固たる地位を確立します。
同時にデイブの高いテクニックも評価され、「驚くほど革新的」な演奏と評されるようになります。
しかし、スレイヤーでは脱退と復帰を繰り返しており、2013年に3度目の脱退(契約上のトラブル?)を行っている。
スレイヤー以外では、自身のバンド「グリップ・インク」、元フェイスノーモアのマイク・パットンの「ファントマス」、アヴァンギャルド・ジャズのジョン・ゾーンとのアルバム、スラッシュ/ハードコアバンド「スイサイダル・テンデンシーズ」など、様々な音楽活動をしています。
ただの雇われドラマーになることには強い拒否感を持っており、自身がプロジェクトメンバーの一人としてクリエイティブな活動を行うことに強いこだわりを持っています。
デイブ・ロンバードのプレイスタイル
スラッシュメタルドラマーの中でも高い技術を持っており、非常に総合力のあるドラマーです。
パワー、スピード、フレージング、センス、スピリット、どれを取っても高い能力を持っており、これといった弱点が見当たりません。
メタルドラマー特有のスピードとパワーを維持しながら、適度なダイナミクスをつけた表現力は見事としかいいようがありません。
また、ツーバスの「ゴッドファーザー」と呼ばれるほど重厚なツーバスのサウンドはスレイヤーの音楽に欠かせないものと言えるでしょう。(ペダルはビーターが反っくり返るほどのセッティングにしてあります。)
また、左利きで右利き用のセットを叩いていることも、その独特のドラミングに影響していると言われています。
ちなみにツーバスは左足から踏み出すそうです。
メタル以外のミュージシャンとセッションすることもあり、幅広い音楽性を持っています。
デイブ・ロンバードの動画
スレイヤーのライブのドラムカメラ映像です。圧倒的な演奏です。
ドラムオフでの演奏です。高音質でものすごい迫力が伝わってきます。一押し映像です。
若い頃の演奏とドラムソロです。
ハードコア/スラッシュバンドの「スイサイダル・テンデンシーズ」での演奏です。
ドラムクリニックの様子です。非常に多彩なドラミングです。
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