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エルビン・ジョーンズ

photo credit: Sean Davis Elvin Jones via photopin (license)

ドラマー

エルビン・ジョーンズ〜Elvin Jones〜

投稿日:2016年10月4日 更新日:

魂の天才ジャズドラマー

エルビン・ジョーンズ(Elvin Ray Jones)は数多くのドラマーに影響を与えたモダンジャズドラムの先駆者の一人です。ジョン・コルトレーンとのカルテットや親日家としても良く知られています。
うねるようなパワフルなドラミングで唯一無二の音楽を体現した彼は、「天才」としか言いようがないでしょう。
「ローリングストーン誌が選ぶ史上最も偉大な100人のドラマー」第23位

エルビン・ジョーンズのプロフィール

1927年9月9日〜2004年5月18日(満76歳没)
米国ミシガン州ポンティアック出身
ジャンル:ジャズ

エルビン・ジョーンズは音楽一家の家に生まれ育ち、2歳の時から楽器や音楽に慣れ親しんで育ちます。
兄にはハンク・ジョーンズ(ピアノ)、サド・ジョーンズ(トランペット)がおり、幼少の頃から多くの時間を音楽に費やします。軍楽隊時代にはクラシックにも精通し、自らの音楽の土台が出来上がっていきます。
その後音楽活動を始めたエルビンはマイルス・デイビスを始めとした様々なミュージシャンと共演していきます。

1960年からは黄金のカルテットと言われた、ジョン・コルトレーンのグループで活躍します。ジョン・コルトレーンから最高のドラマーと言われてたエルビンは、自身の演奏でジャズという音楽をさらに高いところに引き上げていきます。
しかし、フリージャズに傾倒していったコルトレーンに愛想を尽かして1966年にはグループを脱退しています。

数多くのミュージシャンと共演し、活躍していたエルビン・ジョーンズですが親日家としても知られています。
1966年に来日した時に、薬によるトラブルで急遽帰国できなくなってしまうのですが、滞在中に日本のミュージシャンの協力により数多くのセッションを行って滞在費を稼ぐことができたようです。
この時の経験で親日家となったエルビンは日本人の奥さんをもらったこともあり、数多くの来日を果たしています。エルビンと共演したり、生で聴くことのできたミュージシャンも多く、日本のジャズミュージシャンに与えた影響はとても大きいものとなっています。

エルビン・ジョーンズのプレイスタイル

大きな体を思い切り活かしたパワフルなドラミングが特徴です。来日時に数多くセッションを行った際、ドラムがすぐ壊れるので改良を重ねていった結果、今日のパール製品が出来上がったとの逸話があるほどです。
しかし、技術的にもすぐれており、ダイナミックな演奏に見えても繊細な技術に支えられています。ブラシ奏法も素晴らしく、ブラシが本当に歌っているように聞こえます。

エルビンのドラムにはうねるようなグルーブがあり、まるで歌ってるかのように聞こえます。
また、ポリリズムを多用するなどモダンジャズドラムの礎を築いた一人ですが、理屈じゃない部分が多様にある気がします。
シンバルレガート一つとっても単純に「チーンチキ、チーンチキ」ではなく、歌うようにグルーブしていきます。音楽一家に生まれたミュージシャンに多いのですが、自分の中の音楽という魂を、ドラムという楽器を通して表現してるように感じます。
けっして楽器を演奏してるという感じではないですね。これがエルビン・ジョーンズだという魂がビシビシ伝わってくるような熱い演奏です。彼が演奏する音楽がジャズというより、彼自身がジャズなのではないでしょうか。

エルビン・ジョーンズの動画


エルビン・ジョーンズ・カルテットでの演奏。熱いドラムソロが聴ける。


ジョン・コルトレーンとの演奏。エルビンだけでなくバンド全体の熱量がすごい。


1999年、72歳の時の演奏。独特のリズムの取り方で誰にも真似出来ないすごい演奏。


1973年のブラシ演奏。「ベタッ!」と張り付くような叩き方が心地よい。


アート・ブレイキーとのドラムバトル。一つ一つの音の迫力がすごい。


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