タムを叩く時に重要なこと
ドラムのタム回しは、慣れるまではなかなか難しい技術です。
特に速いフレーズでは技術とスピードを要しますね。今回はタム回しのコツを4つ紹介します。
1.肩から動かす練習をする
タムを回す時は肩から腕を動かしていく必要があります。
当たり前のことですが、これを集中して練習することが大切です。
特に左腕を重点的に練習してください。
右腕はクラッシュシンバルを叩きますので、ある程度この動きに慣れていますが、左腕は慣れていない動きの為、ぎこちないはずです。
練習のやり方は、スティックを持たずに肩を動かしてエアーで叩くふりをしてください。
スネアと各タムを行ったり来たりしたり、スネアとシンバル類を行ったり来たりさせてください。
肩の辺りの筋肉を鍛えてスムーズに動かせるように意識してください。
2.叩き方終わった瞬間に次の動作への動きが始まる
例えば、ステア、ハイタム、ロータム、フロアタムを4回ずつ叩く動きをするとします。
この時スネアを4回叩き終わって、ハイタムに移動していたのでは間に合いません。
この場合、右手はスネアの3回目を打ち終わった時点でハイタムに移動し始めなければいけません。
3回目のスネアを打った後のリバウンドの力を利用して腕を持ち上げて、そのままハイタムの方に移動します。
左手で4回目を打ってから右手が移動し始めないよう気をつけてください。
全ての動きが無駄なく流れるようにすることが大切です。
3.手首の返しで叩く
これは1のコツと相反するようですが、速いスピードで叩く時は肩から動かしていたら間に合いません。
手首の返しでタムを回すと高速で移動できます。
スネアとフロアタムでやってみると分かりやすいと思います。
右手をスネアとフロアタムの中間の位置に構えてください。
そこから手首を返して交互に叩いてみるのです。
こうすることで、かなりスピードアップして叩けるようになります。
タムを回す時は手の位置をなるべくセットの中心辺りに持ってくるようにすると、必要最低限の動きで叩けるようになるでしょう。
4.リラックスする
当たり前のことなのですが、動作が増える分タム回しは力が入りやすいのです。
普段より余計にリラックスすることに注意を払ってください。
身体をリラックスさせてスティックをしっかりリバウンドさせることが大切です。
特にタム類はスネアより打面の張りがありませんので、力が入るとタイコが響いてくれません。
タムの音がしっかり響くようリラックスしてください。
まとめ
タム回しの4つのコツは
1.肩から動かす練習をする
2.叩き方終わった瞬間に次の動作への動きが始まる
3.手首の返しで叩く
4.リラックスする
です。
タム回しは慣れない動作が入りますので、最初は中々難しく感じます。
しかし、動作を一つ一つ確認して無駄な動きを減らしていけばちゃんと出来るようになりますので頑張って練習しましょう。
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