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肩甲骨を使い軽やかにドラムを叩く為のたった一つの方法

投稿日:2016年8月26日 更新日:

今回は、肩甲骨に関するお話です。
ドラムを叩く時に肩甲骨をどう使うか意識したことはあるでしょうか。
実は、肩甲骨をどう使うかはとても大切な要素となのです。
肩甲骨の使い方を確認して、効率良い腕の動きが出来るようにしましょう。

肩甲骨をフリーにする

みなさん、ドラムを叩く時に肩甲骨をどれくらい意識出来ているでしょうか。
肩甲骨が自由に動かせる状態でないと、腕や手は力が入りすぎて、自分の腕が重く感じてしまいます。

逆に肩甲骨をフリーにして上手く使えれば、腕が軽くなり、軽やかで素早い動きが出来るようになります。
ではどうやれば肩甲骨をフリーに出来るのでしょうか?

肩甲骨は腕の一部

肩甲骨は関節という面から見ると、胴体のどことも繋がっていません
肩甲骨は鎖骨と関節で繋がっています
そして、鎖骨は胸骨と関節で繋がっています。

これはどういうことかというと、肩甲骨は腕の一部であるということです。
胴体の一部ではありません。
よく「肩」といいますが、解剖学的には「肩」というのは存在しません。

肩甲骨は腕の一部であると認識しておきましょう。
関節で胴体と繋がっていませんので、肩甲骨は本来はかなり稼働範囲の広い部位です。
両肩が体の前でくっつく人を見たことがないでしょうか。

それくらい可動範囲の広い部位です。
しかし、関節上の繋がりが少ない分、様々な筋肉が複雑に関係しています。
それゆえに、筋肉が固くなりやすい部位ですのでガチガチに固まりやすい部位でもあります。

肩

腕を肩甲骨で支えない

よく見かける悪い例は、肩に力が入って演奏する人です。
特にスピードの速いシングルストロークを叩く時に肩に力が入りやすいようです。
この時の体の状態は「肩甲骨周りをガチッと固定して腕を支え、その状態から腕や手の筋肉で叩く」というものです。

肩に力が入ってる人は分かると思いますが、その叩き方ではすぐ疲れて、腕がパンパンになると思います。
また呼吸も苦しくなるはずです。

これは「肩甲骨を固定して腕の筋肉を動力とした叩き方」です。
腕や手の筋肉というのは、細かいことをやるのには向いていますが、筋肉としては体の中で小さい方です。
腕や手の筋肉だけで叩こうとすると、すぐ疲れてしまうのです

肩甲骨を腕を支えるものとして使ってしまっては、腕への負担が大きくなり動きも悪くなります。
そうではなく、肩甲骨と鎖骨から腕を動かす意識が大切です。

背筋で肩甲骨を支える

ではどうすればいいのかといいますと、背筋(はいきん)で肩甲骨を支えるようにします。
そうする事によって、肩甲骨は腕を支えるという役割から解放されて自由に動けるようになります

肩甲骨が叩くという動作に加担できれば、腕や手の筋肉の負担はぐっと減ります
肩甲骨周りが動力となり、腕や手で微調整をする叩き方です。
肩甲骨と腕と手が協力して「叩く」という動作をするのです。

背筋にも様々な筋肉がありますが、大きく分けて3層に分かれています。
一番深い部分にある背筋群及び腹筋群は姿勢を保つための筋肉です。

2層目3層目の筋肉は腕のための筋肉なのです。
広背筋や僧帽筋といった大きな筋肉は、腕の為の筋肉です。(胸筋もです。)

これらの筋肉を、腕の為に使いないのは非常にもったいないことなのです
背筋や胸筋を、肩甲骨を支えたり腕を動かす時に使ったり出来れば腕の自由度はかなり上がってきます。

整理しますと
悪い状態
・背筋群を上体を支える事だけに使う。
・肩甲骨を腕を支える事に使う。
・腕と手の筋肉だけで叩く。

良い状態>
・体幹全体で分担して上体を支える
・背筋で肩甲骨を支える
・肩甲骨と腕と手の筋肉で叩く

となります。

表だって大きく動く訳ではありません。
外見上はほとんど変わりませんが、体の中の動きを変えるのです。
体の中の細かい感覚になりますので、説明するのは難しいですが、肩甲骨がフリーになり腕が軽やかに動く感覚を探ってみてください。

木の枝をイメージする

人間の体を1本の木とイメージしてみてください。幹が体幹です。枝が腕になります。枝の付け根付近が肩甲骨です。

枝の付け根部分を揺すってみてください。枝の先端が軽やかに動きますよね。

では枝の付け根付近を幹に紐で固定してみてください。その状態で枝の中程から揺すってみてください。根元が固定されてる分、揺れにくいと思います。

これと同じようなことが人間の身体でも起きています
肩甲骨を固定してしまうと、腕が動かしにくくなるのです
肩甲骨を自由にして、木の枝を振るようなイメージで肩甲骨と腕と手を動かしてみてください。
きっと腕と手が軽やかに動くはずです。

木

まとめ

ちょっとした意識の違いや身体の使い方の違いで、動きが見違えるように良くなることがあります。
肩甲骨を「軽やかに」「自由に」動かせるよう、意識してみてください。
体の中の動きは複雑で神秘的です。
ぜひ感覚を研ぎ澄ませて、試行錯誤しながら自分の体をどう使うかを探ってみてください。


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