日本人ドラマー

神保 彰〜Jimbo Akira〜

日本が誇るテクニカルドラマー

神保 彰は高い技術力で多彩な演奏を魅せる、日本を代表するフュージョンドラマーです。
ワンマンオーケストラと呼ばれるパフォーマンスで世界から注目を集めました。

神保 彰のプロフィール

1959年2月27日生まれ
東京都出身
ジャンル:フュージョン、ポップス、ジャズ、

高校時代に本格的にドラムを始めた神保 彰はスティーブ・ガッドハーヴィー・メイソン、デヴィッド・ガリバルディらに憧れ、コピー演奏をしていた。
慶應義塾大学時代は校内のジャズビッグバンドに所属。そこで「カシオペア」のメンバーで在学中の櫻井哲夫(ベース)と共演したことがきっかけで、1980年「カシオペア」に加入することになります。

国内外で高い評価を得たカシオペアは日本を代表するフュージョングループとなり、神保 彰も日本を代表するドラマーの一人となっていく。また、カシオペア時代に作曲技術も習得。
しかし、カシオペア以外にも様々な活動を続ける中、メンバー間に軋轢が生じ、1989年に脱退。(後にサポートメンバーとして復帰)

その後はソロ活動や、櫻井とのユニット「ジンサク」、ヤマハのエレクトリックドラムの開発協力や、ドラムセミナー、教則ビデオ発売など幅広く多岐に渡って活躍している。
特にMIDIドラムトリガーシステムを使ったワンマンオーケストラは各方面の注目を集め、日本のドラマーとしては珍しく数多くのメディアに登場しました。
2007年にはニューズウィーク誌が選ぶ「世界で尊敬される日本人100人」に選ばれ、名実共に日本を代表するドラマーとして活躍しています。

神保 彰のプレイスタイル

圧倒的に高いテクニックを駆使した演奏が特徴で、手数が多く複雑なフレーズを得意としています。リズムは強固でほとんど乱れることはありません。
タッチとしては軽く、洗練された音ですのでロックには向かない場合もありますが、フュージョンポップススムースジャズなどで素晴らしい演奏を聴くことができます。
また、左足で鳴らすカウベルも有名でしょう。

ワンマンオーケストラで有名になりすぎてしまったので、大道芸人的な印象を持たれることもありますが、基本的なドラマーとしての能力は非常に高いものがあります。その上でチャレンジ精神を忘れず、常に向上していこうという姿勢はドラマーの鏡と言えるでしょう。世界に誇れる日本人ドラマー、それが神保 彰です。

神保 彰の動画


テレビでのワンマンオーケストラ。非常に複雑に構成されておりミスが許されません。


ドラムソロから自信の曲「ミッドマンハッタン」。世界的なミュージシャンとの素晴らしい共演です。


櫻井哲夫との演奏。信じられないようなハイテクニックです。


カシオペアでの演奏。神保 彰の原点となったバンド。楽しそうですね。


少ししっとりとした演奏が楽しめます。心地よいグルーヴです。


>>次のドラマー→『河村”カースケ”智康 〜日本屈指の人気を誇るスタジオミュージシャン〜』

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