ロックドラマー

リンゴ・スター〜Ringo Starr〜

ビートルズサウンドの要を支えたドラマー

リンゴ・スター(Ringo Starr)はビートルズのドラマーとして伝説のバンドの骨格を支えた偉大なドラマーです。
独特のリズム感を持ち、リンゴ・スターがいなければビートルズの栄光も無かったかもしれません。
「ローリングストーン誌が選ぶ史上最も偉大な100人のドラマー」第14位

リンゴ・スターのプロフィール

1940年7月7日生まれ
英国イングランド、マージーサイド州リヴァプール出身
ジャンル:ロック、ポップス

本名「リチャード・スターキー(Richard Starkey)」。本来左利きだが右利きの人と同じようにドラムを叩きます。
幼い頃から病気がちで、あまり学校には行かず、ドラムは病院の先生から教わる。ドラムセットを手に入れてからは学校には行かず、昼に仕事、夜にパーティーなどで演奏という生活を送ります。

ビートルズには1962年、22歳の時に加入。ビートルズではポールやジョンに比べて地味な存在ではあったが、ドラマーとしての評価は高い。独特のリズム感や間の作り方、フレージングでビートルズサウンドを支え続けた。
また、歌唱力もあり「ボーイズ」や「イエローサブマリン」といった曲ではボーカルを務めている。
性格的にも温厚で、リンゴ・スターがいなければビートルズの活動はもっと短くなっていたと言われています。

ビートルズ解散後はソロ・ミュージシャンとして活動。「リンゴ」「グッドナイト・ウィーン」などのアルバムが大ヒットするなど1970年代前半はソロとしての絶頂期を迎えます。
しかし、1970年代後半からは売り上げ低迷や病気などで不遇の時代を過ごすことに。
それでも1990年代からは復調しコンスタントに音楽活動を行います。アルバム制作や世界ツアーなどを精力的にこなし、2015年にはロックの殿堂入りを個人として果たしています。

リンゴ・スターのプレイスタイル

けっしてテクニックに優れたタイプではありませんが、独特のリズム感やテイストを持っています。
元々左利きで右利き用のセットを使っているからか、フィルの構成なども独特のものがあり、それが魅力となっています。
ビートルズサウンドはリンゴ・スターが叩いてこその音です。
うまい下手というよりは「この音がリンゴ・スターの音でありビートルズの音だ」といったところでしょうか。

といっても決して下手ではなく、ハイテンポのシャッフルリズムのビートを本来利き腕でない右手で余裕で叩いているところを見ますと、しっかりとした技術も持っていたことが分かります。
また、ビートルズのライブは歓声が凄すぎて、当時のPA技術では演者はほとんど自分達の音は聞こえてなかったそうです。その中であれだけの演奏をしていたというのも、プロとしての立派な技術の一つでしょう。

リンゴ・スターの動画


少し映像と音がずれていますが、リンゴの激しい演奏が見れます。見事なシンバルワークです。


リンゴのボーカル曲。歌唱力もあり格好いい声です。


リンゴのドラム詰め合わせ音源。独特のドラミングを感じることができます。


近年のドラム演奏。風貌の特徴は変わりましたが若々しいです。


2014年のポールとリンゴの「ヘイ・ジュード」。感動的な演奏です。


>>次のドラマー→『チャーリー・ワッツ 〜ローリング・ストーンズを支えるジェントルドラマー〜』

>>全ドラマー一覧はこちら→『ドラマー一覧』

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