日本人ドラマー

YOSHIKI〜ヨシキ〜

日本のロックシーンに衝撃をあたえた天才ドラマー

YOSHIKI(ヨシキ)はX JAPANのドラマーで、日本だけでなく世界でも高い評価を受けるミュージシャンです。
その音楽性とカリスマ性は、その後の日本のロックシーンに大きく影響を与えました。

YOSHIKIのプロフィール

1965年11月20日生まれ
千葉県館山市出身
ジャンル:ハードロック、ヘヴィーメタル、

幼少時代はピアノをしており、クラシックやジャズを聴いて育ちます。また、小児喘息により入退院を繰り返す生活を送っていました。
11歳の時に「KISS」を聴いてロックの洗礼を受けてドラムを始め、小学校からの同級生のToshIらとバンドを結成。中学校からはバンド名を「NOISE」として文化祭などでハードロックバンドのコピー演奏を行っていました。

1982年には「X(後のX JAPAN)」を結成。Xでの活動に自信を深めていったYOSHIKIは大学進学をやめ、バンド活動に専念することを決意。インディーズシーンで絶大な支持を得ていたXはファーストアルバムがメジャーチャートにランクインするという快挙を達成
1989年にメジャーデビューすると、あらゆる音楽新人賞を総なめにしました。

その後、小室哲哉とのユニットなどのソロ活動とバンド活動と活躍していたが、1997年にToshIがバンドを脱退しX JAPAN解散。さらに翌年ギタリストのHIDEが急逝し、落胆したYOSHIKIは表舞台から一時姿を消してしまいます。
だが「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」の奉祝曲の制作し、そこから復活を遂げていきます。

その後は数多くの作詞作曲、プロデュース、X JAPAN再結成、事業展開などドラマー、ミュージシャンの枠に収まらない活動を世界中で展開しています。
また、慈善活動にも熱心で多くの慰問、支援、チャリティーなどを行っています。

YOSHIKIのプレイスタイル

非常に激しくパワフルだが正確な演奏が持ち味。ツーバスから繰り出される重低音はX JAPANのサウンドの骨格を成しています。
ライブで使用しているクリスタル・ドラムは見た目重視のために鳴りが悪く、かなり強く叩かないと鳴らないため、体への負担もかなりのものとなっています。
デビュー当時から首を激しく振って演奏していた為、頚椎を痛めておりドラムを叩く時にはコルセットを付けて演奏します。
一見物静かな佇まいと案反して叩く派手で激しいドラムは、ファンから圧倒的な支持を得、さらにそこから美しいピアノ演奏を魅せるなどのギャップはYOSHIKIにしか出来ないパフォーマンスです。

作詞作曲をしているので、当然ですが楽曲全体の理解度が非常に高く、激しいドラムですが曲の邪魔になることは全くありません。YOSHIKIの作る楽曲はボーカル、ツインギター、ベース、ドラムなどがそれぞれバランス良く奏でられ、それぞれが目立ちもするし他の邪魔をすることもありません。
譜面上だけで全パートを作ってしまうという作曲能力の為せる技でしょう。
X JAPANのクラシックを思わせる壮大なハードロックサウンドは多くの後世のミュージシャンに影響をあたえました。YOSHIKIがいなければ今日の日本のロックシーンは全く違ったものとなっていたでしょう。

YOSHIKIの動画


解散ライブでの演奏。X JAPANというバンドの完成度の高さが伝わってきます。


不朽の名曲「紅」。この曲の作詞作曲ももちろんYOSHIKI。


コルセットをつける以前の演奏。非常に激しい演奏です。


珍しいドラムバトルの映像。ツーバスの安定感がすごいです。


ピアノ演奏の様子。ミュージシャンとしての深みが伝わってきます。


>>次のドラマー→『真矢 〜日本を代表するロックドラマーの一人〜』

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