練習では完璧に叩けたのに本番では全然ダメだったってことありませんか?
これにはシンプルな理由があります。
しかし、その理由を知らなければ、あなたはまた同じミスを繰り返してしまうでしょう。
本番だって練習が必要
ドラムを演奏する為の練習とは他に、実は本番を想定した練習が必要になります。
環境が違う
まず本番というのは練習の時とは環境がまるで違いますよね。
・ドラムセットが違う。
・音の聞こえ方が違う。
・観客がいる。
・照明が当たる。
・MCが入る。
つまり練習でやってきた以外の要素が沢山あるわけです。練習してないことが沢山ある。それでは上手くいくはずがありません。
観客の前で叩く練習をしたでしょうか?人前で演奏することに慣れていなければ緊張するのは当たり前です。
色んなドラムセットで叩く練習をしましたか?いつも同じドラムセットで練習してると臨機応変に対応する力は身につきません。
ライブハウスの音響で練習したでしょうか?いえ、難しいですね。照明が当たって眩しい状況の練習もできないでしょう。
さらにはMCで喋らされたり、予期せぬことが起きたりします。
練習と本番では環境がまるで違うのです。
本番を想定した練習が必要
つまり練習してない要素が多すぎるので上手くできないのです。
人間はやってない事は出来ません。練習してなかったら出来ないのはしょうがないことです。
本番を想定した練習をする必要があります。とりわけ人前で演奏する練習は効果的でしょう。
慣れてくると緊張しなくなってきますので、スタジオ練習に人を呼ぶなど、なるべくそういった機会を増やすべきです。
ライブ進行の上手いバンドは、スタジオ練習の時にタイムスケジュール通りにちゃんとMCを入れて練習していたりします。
本番を想定した練習をしっかりしている訳です。
「俺本番苦手なんだよね〜」と言ってる人に限って、練習では演奏の練習しかしてなかったりします。
しかし、音響に関しては再現することが難しいので本番の経験を積んでいくしかないですね。
ライブは本番でもあり練習でもあるのです。これが経験というものです。
経験というものは本番という舞台の練習をどれだけしたかということです。
練習とは違う環境が本番にはありますので、経験することでしか成長できません。
もちろん、メンタル対策の方法はいくつかありますが、基本的にやれることは「本番を想定した練習をとにかく沢山おこなう」しかないのです。
経験してないからしょうがない
また、ものすごく練習したのに本番でうまくいかないとけっこうショックをうけます。
「自分はよっぽど才能がないのか」とか、「よっぽど向いてないのか」とか思ってしまいます。
しかし、うまくいかなくて当たり前のことなのでそれほど落ち込む必要はありません。
今はできなくても経験を積んで出来るようになればいいことなので、へこむ必要はないのです。
仮に上手くいってもたまたま偶然できたぐらいで思っておけば、失敗した時にへこんで立ち止まらなくて済みます。
大事なことは、今回のライブで得た経験を次に活かす事です。
「あ〜、楽しかったな」「ちょっと失敗しちゃったな」だけで済ませては、せっかくの経験がもったいないことになります。
ライブも練習の一つだと考えたら、非常にお金のかかる練習です。
その経験をしっかりと活かさないと、勿体無いですし、中々本番で上手く出来るようにはならないでしょう。
まとめ
何事も経験が必要になります。そして経験を積めば積むほど上手くなっていきます。
オーディションなんかもそうですね。
失敗を気にせず本番を想定した練習をして、数多くの本番に挑んでみてください。
いつかの日か、自分でも成長したなと思う日が来るはずです。
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