練習

ドラム練習方法

知らない人は要注意!ドラムの反復練習の盲点

今回は反復練習について解説します。
反復練習で最も大切なことは「正しく」反復することです。
正しいドラムの反復練習のためには何が必要かを見ていきましょう。

反復練習の危険性

みなさん、反復練習はきちんとしているでしょうか。
わたしは反復練習は最も大事だと思う反面、ある種危険な練習だとも思っています。

それは「正しい方法」で練習しないと意味がないからです。
むしろ変なクセが付いて逆効果の可能性もあります。
ですので、反復練習をしてるにもかかわらず成長が見られない、上手く出来ないときは「やり方」を疑ってみてください。

ちょっとしたやり方の変化で、急に出来るようになったりします。

正しい反復練習のために

やり方を細かく設定する

ドラムの技術はとても繊細です。
本当にちょっとした変化で、やり易さが変わります。
指の角度が少し変わっただけでも、変化は大きいのです。
ですので、練習をする時は体の動きを細かく設定してください

「手の角度」「指の角度」「力の入れ具合」などをこと細かく設定するのです。
そして設定したやり方でしばらく反復練習してみてください。
最初は上手くできなくても、慣れてくればスムーズに出来てきます。

しかし、何度やっても上手く出来ない場合は何かが間違っています
もしかしたら、設定が甘くて反復練習になってないかもしれません。
動きのブレが大きくて、きちんと同じ動きを反復できてない可能性があります。

そこで設定を再び見直し反復練習をする。
これを繰り返すのです。

細かい設定をすることで修正が効くようになるのです。
グリップなどを曖昧にして練習していると、何が悪いかの原因究明が難しくなります
さらに、曖昧にしてると反復練習にならずに、いつまでたっても慣れないという事にもなりかねません。

反復練習とは毎回同じようにするから効果が出るのです。その為には細かい設定が必要なのです。

練習

設定実例

それでは何を設定すべき、いくつか挙げてみましょう。キリがない所もありますので代表的なことを挙げていきます。

・グリップ
ジャーマンやフレンチなどをしっかり決めます。初心者がよく曖昧にしてしまう代表格です。

・支点をどこにするか
指のどこをスティックの支点にするかを決めます。人差し指か中指か小指が一般的です。支点を作らないグリップもありますが上級者向けです。

・スティックの動く幅とスピード
スティックを動かす幅をしっかりと決めてください。幅を決めることでスティックを動かす適正スピードが自動的に決まってきます。これはとても大事なことです。

・どの部位を動かすか
フィンガーなのか、手首なのか、肘からか肩からか。体のどの部位を使って叩くかを決めてください。初心者はまず手首を使うといいでしょう。まずは手首を徹底的に鍛えてください。

練習内容によって、この他にも考えなければならない事はあります。
なるべく細く設定することを心がけましょう。

まとめ

反復練習は本当の意味で反復しなければ意味がありません。
細かい設定をせずに毎回微妙に違う動きをしていては、出来るものも出来るようになりません。
時間をかけて練習しているにも関わらず、中々成長しない場合は見方を変えてみましょう。


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